桐生競艇の特徴とコース傾向を完全網羅|風・水面・時間帯別の予想ポイントまで徹底分析

桐生競艇は、阿佐美沼を利用した淡水水面と、気圧・気温変化の影響を受けやすい特殊な競艇場です。
冬から春にかけては赤城おろしによる強風で水面が荒れ、夏は比較的穏やかな傾向になります。
またナイター開催が中心で、時間帯による気温差がレース傾向を左右する点も特徴。
本記事では、桐生競艇の水面特性やコース傾向を整理し、風や時間帯の特徴を踏まえた予想ポイントを詳しく解説します。
早稲田大学を卒業後、新卒で某有名新聞社に入社。競艇を扱う部署に配属していました。その後、某有名競艇予想屋にスカウトされ、プロ競艇予想屋として活動。この時に競艇予想サイトの存在を知り「ボートレース・競艇予想ムサシ屋」として検証を始めることに。現在競艇歴30年を迎え、競艇に使った金額は3,000万円を超えました。皆様に安心して競艇を楽しんで頂けるよう日々尽力しています!
目次
桐生競艇の特徴
桐生競艇は、阿佐美沼を利用した淡水水面で季節や気圧の影響が色濃く出る環境です。
また、標高が高く気圧が低いのでモーターの吸気が十分に確保できず、出足やパワーに影響が出やすい水面といえます。
さらにナイター開催が中心ということもあって、日没前後の急激な気温差でモーター調整は容易ではありません。
それではまず、それぞれがどのように展開を左右するのかを見ていきましょう。
強風で不安定な風向きの赤城おろし
桐生競艇の代名詞である赤城おろしは、冬から春にかけて吹き下ろす乾いた強風です。

赤城おろしは一方向に吹き続けるわけではなく、周囲の山々から複数の下降気流が入り込むため 風向が変わりやすいのが大きな特徴です。
向かい風・追い風・横風が短時間で切り替わることもあり、展示と本番でスリット状況が全く変わるケースも珍しくありません。
今田 武蔵
気圧が低くモーターの回転が上がりにくい
桐生は標高が高いため、他の競艇場よりも大気圧が低くなりやすい環境です。
気圧が低いと空気密度が下がり、モーターが十分な空気を吸い込めず、出足・行き足が鈍くなる傾向 があります。
標高の高さ=気圧が低いことも他場と大きな違い。選手からは「全く回転が上がらない」とのコメントも多く、行き足と出足に影響が出やすい。特にスロー域での起こしが甘くなり、ダッシュ勢に勝機がみえてくる。
引用:ボートレース公式
特に淡水のため水の抵抗が強く、パワー不足のモーターはターン出口で伸びきれない場面も。
選手は気圧と水面抵抗を踏まえた調整が必要になり、範囲の広い微調整が求められる水面といえます。
今田 武蔵
桐生競艇の水面特徴
桐生競艇は淡水のため水面抵抗が強く、走り出しにパワーが必要な水面です。
さらに日没前後の気温差が大きく、レースごとにモーターの性能が変化しやすい点も特徴の一つ。
季節だけでなく時間帯でも水面性質が変わるため、桐生の予想では「気温・気圧・風向」の変化を読み取ることが不可欠です。
冬〜春は赤城おろしで水面が荒れやすい
冬から春にかけての桐生競艇は「赤城おろし」の影響で強風が吹きやすく、水面が荒れやすい時期です。
淡水は波の影響を受けやすく、強風下ではターンが流れやすくなるため、調整力や旋回精度といった技術差が結果に反映されやすくなります。
▼冬〜春はむしろイン勝率が高い

ただし強風時は全艇が同条件で走るため、必ずしもインコースの勝率が大きく低下するわけではありません。
風向が安定していればインの押し切りも十分可能です。
今田 武蔵
日没前後の気温差が大きいのでモーター調整が難しい
桐生はナイター場で、夕方から夜にかけての気温低下が大きく、同じ節でも前半と後半でモーターの調整が合わなくなることがあります。
特に気圧が低い桐生では、気温の変化と組み合わせるとモーターの回転特性が大きく変動し、2回走りの選手は1走目と2走目で全く異なる走り心地になるケースも。
前半は重さを感じても、後半は急に軽く回るなど、気温差による変化の幅が大きいのが桐生特有の難しさです。
▼後半戦はイン逃げが増える

今田 武蔵
桐生競艇のコース別勝率の傾向
淡水×気圧低め×風向不安定という条件により、桐生競艇のコース別勝率は他場より変動幅が大きいのが特徴です。
1コースは夏場や穏やかな日に信頼度が上がりますが、冬の強風時には大きく下降。
2・3コースは向かい風で差し・まくり差しが増え、外枠は気温低下時や風向急変時にまくりが決まる場面も多くみられます。
1コースは気温・風向の変化で勝率が上下
桐生競艇のような淡水でパワーが必要なうえ気圧が低く回転が上がりにくい環境では、出足が合わないと流れやすい特徴があります。

風向が向かい風に傾くとさらにターンが流れやすく、差しが入りやすくなるため1コース勝率は大きく低下します。
「桐生のインはモーターの出足で大きくブレる」という点を押さえておきましょう。
2・3コースは赤城おろしの向かい風で差しが強化
向かい風はインの旋回を難しくし、差しが入りやすい角度を生むため、桐生競艇では2・3コースの勝率が他場よりも高いです。
淡水で摩擦が大きくパワーが必要な水面のため、行き足が良い選手は中枠から一気に攻める展開も増えます。
さらに風向変動の激しい桐生競艇では、突然の向かい風が入り込むタイミングがあり、展示以上に中枠が強くなるケースも。
桐生の“差し・まくり差し”は風向と風速のセットで判断する必要があります。
外枠は気温低下と追い風でスリットの伸びが活性化
外枠は、ナイター後半の気温低下や追い風が発生したタイミングでスリットの伸びが急に良くなることがあります。
気温が下がるとモーターが軽く回り、淡水の抵抗を補えるだけのパワーが出るため、伸び型モーターを引いた選手は外からでも戦える環境になります。
また風向急変の瞬間はインの踏み込みがにぶりやすく、外枠のスタートが一気に優位に立つケースも。
桐生では「外枠=常に不利」ではなく、条件によっては強力な狙い目になるコースです。
桐生競艇で予想するときのポイント
桐生競艇において予想する上で最も重要なのは、淡水の特性と風向変動の激しさ、そして気温変化によるモーター特性の変動を把握することです。
展示と本番の気象条件が変わりやすいため、直前の風向と気温、気圧チェックは必須。
中枠や外枠が生きるタイミングを見極めることで予想の精度が大幅に向上します。
風向の変動幅を確認
桐生最大の攻略ポイントは、風向が短時間で切り替わる変動幅を読むことです。
同じ5mの風でも、向かい風→横風→追い風と動く日はレースが全く違う性質になります。
向かい風:差しが増える
横風:外枠のスタートが優勢
追い風:インが安定
展示と本番で風向が変化することが多いため、桐生競艇では「直前の状況」を最重視すべきです。
今田 武蔵
気温差と気圧でモーターの調整が難しくなる
桐生競艇は、気圧が低くモーターが重く感じやすい水面ですが、日没後の気温低下で急に回り始めるケースがあります。
この気温差による変化が大きく、2回走りの選手は1走目と2走目で全く違う調整が必要になることも。
淡水は摩擦抵抗が強いため、出足が弱いモーターは苦戦しがちで、行き足の良いモーターは中枠から攻める武器になります。
▼公式HP強いモーターを確認しておこう

引用:ボートレース桐生
気圧×気温×淡水の環境で、桐生は調整力が結果に強く反映されます。
今田 武蔵
強風時は実力差が出にくく、波乱の可能性も上昇
赤城おろしが強く吹く日は水面が荒れやすく、ターンの再現性が下がるため、実力差がそのまま結果に反映されにくくなります。
水面が荒れるとターン流れやスピードが抑えられ、外枠が思わぬ展開で浮上する場面も増えます。
特に風向急変時はスリット隊形が乱れ、中枠・外枠が一気に攻める局面が生まれます。
荒れやすい日は「実力より展開」で決まることが多いため、桐生では気象状況のチェックが他場以上に重要です。
まとめ
桐生競艇は、淡水・低気圧・風向変動・気温差という複数の要因が組み合わさった「環境変化の激しい競艇場」です。
また、赤城おろし時の強風は、日没後の気温差、気圧の影響など、レースごとに水面性質が変化します。
ぜひ本記事を参考に、勝率アップにお役立てください!
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