常滑競艇の特徴を基にした傾向と対策｜勝率爆上がりの4つの秘訣

「常滑競艇の特徴を加味して勝負したい！」

そんな競艇ファンの願いを叶えるべく、競艇歴30年を超える管理人ムサシが一念発起。

競艇歴を問わずして、誰もが常滑競艇場を攻略できる情報をどこよりも詳しくまとめ上げました。

”まさに今勝負している状況”を加味して、自身の予想に活かしてください！

常滑競艇の特徴を基にした傾向と対策

本記事では、公式サイトのデータを参考にした常滑競艇の傾向を基に対策を考えています。

※レース不成立のデータは除く

ぜひ、本記事でまとめた確率や統計を活かして「期待値の計算」「攻略法の検討」にお役立てください。

追い風では例外なくイン有利

「追い風ならイン有利」というボートレースの常識通り、常滑競艇においても追い風が吹いている時は1号艇有利になります。

追い風条件下の場合は、1号艇の勝率が例外なく60%を超えているので信頼度を上げるべきでしょう。

ただし、風の強い日は1号艇のフライングが起こりやすいので、選手の累積事故点やスタート展示での攻め具合を確認するようにしてください！

向かい風2m以上で1号艇勝率10％低下

通常、向かい風が強くなればなるほどインコースは逃げにくくなりますが、常滑競艇では向かい風2m〜8mの場合の1号艇勝率はほとんど変わりません。

ただし、微風の時よりも勝率が10％以上落ち込みますので、風速のチェックは必ずしておくように。

また、向かい風2m以上の条件下の場合には、4コースのまくりと5コースのまくり差しが増えます。

そのため、4・5コースの1着を予想するならスジである「4-5」「5-12」が狙い目。

特に、センターが捲りに行く選手だと5コースのまくり差しが届きやすくなる傾向があります。

もし、まくりを得意としている選手がセンターにいたら、外の選手を舟券に絡めておくと良いでしょう。

波高3cm以上で1号艇勝率が5%以上低下

常滑競艇では、波高が3cmを超えると5％ほど、6cmを超えると10％前後で1号艇の勝率が下がります。

そのため、勝負するレースの波高が3cm以上の場合は、1号艇の信頼度を少し下げましょう。

雨の日は展示で行き足の確認必須

「雨の日は荒れる」と思われがちですが、常滑競艇では天候によって大きく荒れるというのはほとんどありません。

通常雨の日の場合は、湿度が上がってモーターの出力が低下することでインコースのスロー勢が不利になります。

しかしながら、常滑競艇の1マークが比較的乗りやすいので、スタートが決まれば特に影響はないです。

”スタートが決まれば”というのが重要ですので、展示を確認するときには選手の「行き足」に注目し、芳しくなければ思い切ってインを切っても良いでしょう。

前付けが起きると進入形態が乱れやすい

▼枠番別コース取得率

出典：ボートレース公式

集計期間：2025年1月1日〜2025年3月31日

常滑競艇は全国的に見て、枠なり進入率が低く3〜6号艇が前付けすることが多いです。

もし、前付けによってスタートが期待できない選手がいた場合、アウトコースからまくりが得意な選手を探してみましょう。

▶︎ボートレース公式：出走表「コース別3連率」を参考に

また、レース本番の進入隊形は、スタート展示の進入隊形とほぼ同じになるので参考にしてください。

この時、ピット離れの良し悪しや助走距離も確認しておくと良いでしょう。

チルト角度0.5以上なら「まくり」を狙っている

常滑競艇では「2.5」を除き「-0.5~3.0」の7段階でチルト角度の設定が可能です。

常滑競艇において多くの選手が設定するのは「-0.5」「0.0」ですが、伸び型にしたい選手は「0.5」以上に設定する傾向があります。

もし、勝負するレースでチルト角度を「0.5」以上に設定している選手がいる場合、スタートから先行してのまくりを狙っていると考えて良いでしょう。

部品交換は参考材料の一つにすぎない

「部品交換がある＝モーターが悪い」と考えても大きく違うことはありませんが、部品交換後に好転するケースも多いのであくまで参考材料の一つとしておきましょう。

ちなみに部品交換後の展示では、行き足を見ればモーターの良し悪しが大体わかります。

本当にモーターが悪ければスリット付近に届かないことが多く、スリット通過後にも下がるか他艇が伸びているなら足が悪いままと考えましょう。

特に、一度に交換する部品が3種類以上あるとその日に好転する事はほとんどありません。

各部品交換の影響と特徴は以下を参考に。

勝負する季節によって狙い方を変えよう

常滑競艇は、季節によって大きく攻略方法が変わるので、季節によって狙い方を変える必要があります。

季節ごとの傾向とコース別勝率をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

※春（3月1日〜5月31日）

• 春：風向きの変化注意。向かい風が強ければアウト信頼
• 夏：スロー勢有利。ただし、スタートが揃えばイン優勢
• 秋：最もインが強い季節。セオリー通りの王道予想を。
• 冬：季節風あり。センター・アウトが連に絡みやすい。

周回短縮条件下だと1号艇の1着率が下がる

常滑競艇では、周回短縮でレースが行われる場合、1号艇の1着率が下がります。

レース数が少ないので参考程度にはなりますが、以下をご覧ください。

※対象：2022年1月1日〜2024年12月31日

常滑競艇の1号艇1着率は、通年の平均で58％。

周回短縮でレースが行われると、データ上は5％以上1号艇の1着率が下がっています。

常滑競艇はモーターが回転しにくく、行き足が悪くなりやすいので、インのスタートが難しいのでしょう。

安定版装着時は周回展示とモーター性能の確認必須

常滑競艇では、2021年1月に大型の防風ネットが設置されたことで、安定版装着のレースがほとんどなくなりました。

それでも、冬には伊勢湾に白波が立つほどの強風が吹き荒れるので、安定版を装着するレースはあります。

常滑競艇において、安定版を装着するレースで勝負する場合は、以下の2点を確認するようにしましょう。

現役選手が語る！常滑競艇の特徴

データを用いて常滑競艇の特徴に触れてきましたが、実際に走っている現役選手はどう感じているのか。

ボートレース常滑の公式サイトから引用し、地元選手が語る”常滑競艇の特徴”をまとめました。

スタートが揃うと2・4コースが不利

向かい風ではスタートのしづらさがあるけれど、1マークは割と乗りやすい。コース幅が狭いのでスタートがそろうと2・4コースが不利になります。あと、とこなめは本番ピットが長いので、うまく出走しないとボートが当たってピット離れが遅れます。そういう意味では慣れている選手が有利かな。展示タイムはズバ抜けて良い悪いがなければアテにしなくてよし。

引用元：ボートレースとこなめ/水面特性：平本真之

A1級のトッププレイヤーである平本選手でさえも、常滑のピット離れには難しさを感じているようです。

また、常滑はコース幅が狭いので、スタートが揃うと2・4コースが不利になるとのこと。

スタートが横一線だとダッシュ勢のまくりが届かず、2号艇は差しにもいけません。

そのため、1コースが逃げるか、ターンで失敗した時に差されるかの2択になるでしょう。

展示タイムに明らかな差がなければアテにしなくて良いことなので、スリット体形をイメージできれば予想にも活かせそうです。

早く回転を上げることが勝利の鍵

とこなめは他場に比べて海水で乗りやすいです。向かい風が吹くと2マークでの順位の入れ替わりが激しくなるので要注意！個人的には、ここはモーターが回転しないレース場ベスト5に入ると思っています。そのため、初日は回転が上がらず、行き足に影響します。だからこそ、早く回転を上げることが勝利へのカギ。1コースの時はとにかくスタート命。回転しない分、回す方向で！

引用元：ボートレースとこなめ/水面特性：磯部誠

現役選手がこぞってモーターが回転しない会場と嘆く常滑競艇場。

磯部選手も語っていますが、回転が上がらないとスタートに影響するので、どれだけ早くモーターの回転を上げれるかが勝利への鍵です。

初日は特にモーターの整備が十分に施されていないので、スタート展示でモーターの立ち上がり速度の確認は必須。

インコースは選手の旋回技術も重要な要素になりますので、ターン時のハンドルも合わせて見ておくと良いでしょう。

波乗りが上手な選手が優位

とこなめは水が柔らかいので、少し調整が合っていなくても乗れるイメージ。風の向きによっては2マークに白波ができ、とても乗りにくくなります。とくに冬は向かい風が強く、ターンが回りづらい印象。波乗りが上手な選手が優位です！そのため、展示時に風が吹いていても2マークでちゃんと乗れている人が買い！

引用元：ボートレースとこなめ/水面特性：水野望美

向かい風が特に強い冬は、いくら技術に優れるA1選手でもターンは苦戦を強いられるようです。

そのため、強い向かい風時でも2マークでしっかり乗れている”波巧拙”が優位な展開に持っていけるとのこと。

なので、風が強い日は「機力」よりも「気力」に注目すると良いでしょう。

逆に、波水面に苦手意識を持つ選手は、たとえ実力や機力が勝っていても、思い切って軽視する手はアリだと言えます。

競艇歴30年が解説｜初心者はこの4つだけ押さえれば完璧！

競艇歴30年のムサシが導き出した常滑競艇で勝率を上げる4つの秘訣を解説します。

競艇初心者の方はこれさえ押さえれば面白いくらい当たるようになりますので、ぜひ参考にしてください！

レース番号別の特徴を把握する

常滑のイン1着率と平均配当は、レース番号ごとによる特徴の差はかなりあります。

大局的に見ると、前半のレースはイン勝率が低い。

その中でも、2・3レースはインが負けやすいのが特徴的で平均配当も高いです。

9レースを過ぎるとイン勝率は上昇に転じ、どのレースもイン勝率は60％超えます。

競艇初心者が常滑競艇で勝負する場合、9レース以降で本命サイドの予想をするのが堅実でしょう。

オリジナルタイムに注目し機力を見る

常滑競艇場では、場内の電光掲示板や公式ページでオリジナル展示データの提供が行われています。

出典：ボートレースとこなめ公式

各種のタイムデータは上記のような、測定ポイントで計っています。

提供されるデータは「展示」「一周」「まわり足」「直線」の4つ。

この4つを総合的に見るとエンジンの良し悪しや特徴が浮かび上がるので、使わない手はありません。

特に注目すべきなのは「直線」で、タイムが良ければ回転の上がりの繋がりがよく、出足から伸びまでの連動がスムーズと判断できます。

スタートもしやすく、ターン後も出ていくので欠かせないタイム情報と言えるでしょう。

競艇初心者の方は、4項目のタイムが良く実力がある選手がインコースで出走する時は、積極的に軸に選択して勝負しましょう！

風の傾向に合った対策をする

冬場は向かい風が多く、夏場は追い風が多い常滑。

一般的には向かい風ではインが弱くなり、外コースが浮上し追い風では逆の傾向にあります。

▼常滑競艇の風向き別のコース別成績

常滑競艇の場合も、向かい風時は追い風時よりも5％程度1号艇勝率が下がります。

また、季節問わず1節間で風向きが変化することも多いので、まずは風向きチェックすることが重要です。

カド4コースのA級がレースを左右する

カドになりやすい4コースは昔からレースの展開を左右する「鍵」。

▼競艇場別4コース勝率

引用：艇国データバンク

※集計：2024年5月30日〜2025年4月30日

集計によると、常滑の4コースは全国5位の1着率を誇っています。

3連対率は、全国3位でおよそ2レースに1回は4コースが絡んでいるという結果です。

また、4コースにA級が配置された際の1着率は驚異の37%！

したがって、カド4コースにA級が配置されている時は、信頼度を上げてみてください！

常滑競艇で勝負するファンの体験談

常滑で競艇を楽しむに際して、実際に勝負している競艇ファンの体験談を掲載しています。

特徴や傾向以外にも、常滑競艇で”勝つためのコツ”が見えてくるので、ぜひ参考にしてください！

常滑競艇は屋外に喫煙スペースあって喫煙しながら生でレース観戦できるの最高すぎるやろ。私が行った時は吸い殻とかも無く綺麗に使われててよかった。住之江であれ可能にしたらゴミやばいことなりそうwww

ムサシ屋調べ

無料の公園あるし、近くにイオンもあるから妻に子供任せて気兼ねなく競艇できる。最近、ボートの操縦を体験できるやつもできて、子連れの味方だよ常滑競艇は。

ムサシ屋調べ

競艇やる時は、結構調べながらやるからフリーのWi-Fiがあるのが個人的に嬉しい。

ムサシ屋調べ

常滑競艇の一般席は、週末だと朝イチじゃないとほぼ座れない。新聞とかでの場所取りも酷いから、指定席買う人も多いね。人気の選手が出るレースやグレードレースの日は、午前中までに完売してるから前日にネットで買ってる。

ムサシ屋調べ

喫煙しながらレースを観戦できること・家族連れでも気兼ねなく競艇を楽しめる工夫があること。

などなど、常滑競艇では様々なファンのニーズを掴み運営されています。

競艇で勝つことの本質は”まずは楽しむ”ことに尽きますね。

常滑競艇の基本データ

出典：ボートレースとこなめ

競艇場名	ボートレースとこなめ
住所	愛知県常滑市新開町6-1-25
電話番号	0569-35-5211
アクセス	名古屋鉄道常滑線「常滑」駅
開門予定	9:55
入場料金	100円
開催時間	デイ開催
企画レース	なし

常滑競艇の施設の特徴

常滑競艇には、観戦スタンドをはじめ、フードコート・ファミリールーム、さらには多目的スタジオや屋外遊具などの特別施設があります。

レースを楽しむ工夫が盛りだくさんですので、ピックアップして紹介します。

有料席は3種類

天候や気温などを気にせず、ゆったり存分に競艇を楽しめる有料席が3種類用意されています。

※特定日は、土・日・祝、GⅠ以上のグレードレース及び年末年始

入場券は2F指定席エリア前売発券機及びインターネット予約にてお求めください。

また、有料席はそれぞれ快適に過ごせるだけでなくサービスも充実しています。

お得なキャッシュレスサービス

常滑競艇には「TOKOCA（トコカ）」というキャッシュレスカードがあります。

舟券購入や入場料に利用できるTOKOCAは、利用金額ごとにポイントが貯まり、的中した舟券の払戻金は、カードに自動入金されます。

舟券購入200円ごとに通常「1ポイント」が貯まり、以下の現金に交換可能です。

• 500ポイント：500円
• 5,000ポイント：5,500円
• 10,000ポイント：12,000円

また、指定席購入時にTOKOCAを利用すると、電子マネーがキャッシュバックされます。

そのため、常滑競艇場に足を運ぶ回数が多い方は、TOKOCAを作成してお得に勝負しましょう。

コミュニティパーク グルーン

モーヴィに隣接する「COMMUNITY PARK Gruun（グルーン）」は、全国のボートレース場で初めて誕生した無料施設です。

広大なスペースを活用し、子どもたちの健全な育成と多世代が集う地域交流のコミュニティ拠点になるだけでなく、様々なイベントが開催されています。

競艇を楽しみ終わった後や、息抜きに最適な施設となっていますので、ぜひグルーンで時間を過ごしてみてください。

常滑競艇のまとめ

今回は常滑競艇の特徴についてご紹介しました。

改めて内容をまとめると以下の通り。

• 追い風では例外なくイン有利
• 向かい風2m以上で1号艇勝率10％低下
• 波高3cm以上で1号艇勝率が5%以上低下
• 雨の日は展示で行き足の確認必須
• 前付けが起きると進入形態が乱れやすい
• チルト角度0.5以上なら「まくり」を狙っている
• 部品交換は参考材料の一つにすぎない
• 勝負する季節によって狙い方を変えよう
• 周回短縮条件下だと1号艇の1着率が下がる
• 安定版装着時は周回展示とモーター性能の確認必須

伊勢湾の東岸に位置するボートレースとこなめ。

海水ですが干満差はなく、水面が穏やかであれば内でも握って回れるので、インが強いのが特徴です。

ただ、現役選手からはピット離れやスタートの難しさがあるとの声が多く、スタート勘をいかに早くつかむかが勝負の別れ目でしょう。

また、本記事で挙げた条件次第でインが有利とも取れなるので、ぜひ参考にしてみてください！