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競艇で選手が転覆した場合は?払い戻し・返還・失格などのルールを解説!

どうも。ムサシです。

今回は、競艇転覆についてご紹介します。

競艇の転覆について徹底解説「転覆」画像

競艇における最高スピードは約80キロ。

そして、かなりの至近距離でレースが繰り広げられます。

そのため、接触などのアクシデントにより転覆してしまうことも珍しくありません。

この中にも、実際の競艇場や動画にて、転覆を目の当たりにしたことがあるという方も多いでしょう。

転覆は選手生命に関わることはもちろん、我々投票者にも関係してきます。

よって、転覆後どうなるのかについて把握しておくことは勝負する上で非常に重要です。

ということで、今回は競艇の転覆について徹底解説。

落水や沈没との違いから、選手へのペナルティ、転覆後のレースにおける舟券の払い戻し返還など、転覆に関する全てのことをご紹介するので、ぜひ最後までお付き合いください。

今田武蔵
今田武蔵
ボートレース・競艇予想ムサシ屋運営事務局運営責任者

早稲田大学を卒業後、新卒で某有名新聞社に入社。競艇を扱う部署に配属していました。その後、某有名競艇予想屋にスカウトされ、プロ競艇予想屋として活動。この時に競艇予想サイトの存在を知り「ボートレース・競艇予想ムサシ屋」として検証を始めることに。現在競艇歴30年を迎え、競艇に使った金額は3,000万円を超えました。皆様に安心して競艇を楽しんで頂けるよう日々尽力しています!

競艇の転覆とは?

転覆とは、ボートがひっくり返り、選手が水面に投げ出されてしまうことを指す用語です。

百聞は一見にしかず。

ということで、実際のレース映像をもとに転覆について確認しましょう。

こちらは、2018年5月22日に尼崎競艇で開催された【SG】ボートレースオールスターで撮影された映像です。

第1ターンマークで遠藤エミ選手がブイに激突して転覆。

頭を下げる遠藤エミ選手に対して、観客から容赦ない罵声が浴びせられていて心が痛みます。

応援していただけに野次を飛ばしたくなるかもしれませんが、競艇における死亡事故の一番の原因がこの転覆によるものです。

このレースにおいても、後続艇に突っ込まれていた場合は、大怪我に繋がっていたでしょう。

なので、実際に転覆を目の当たりにしたら野次を飛ばさず、まずは選手の無事を祈ることが我々投票者の努めです。

競艇の転覆と落水・沈没との違い

競艇の転覆について徹底解説「転覆」画像

競艇選手が水面に投げ出された際に用いられる用語には、転覆以外にも落水と沈没があります。

これらの用語は似て非なるもの。

用語によって意味が大きく変わってきます。

実際のレースでこれらの用語が表示された際に勘違いしないよう、意味の違いについて確認しましょう。

落水は選手のみが水面に落ちること

落水は、ボートはひっくり返らず選手のみが水面に投げ出されることを指す用語。

転覆との違いは、ボートもひっくり返ったのかどうか。

ボートがひっくり返った場合は転覆。

ボートがひっくり返らず選手のみが水面に落ちた場合は落水となります。

この落水は、ターンを回る際にハンドルを握っていた手が滑り遠心力で投げ出されるというパターンが多いです。

転覆に比べると起きる確率は低いですが、意味をしっかり理解しておきましょう。

沈没はアクシデントによりボートが沈むこと

沈没は、ボート自体が何らかの異常をきたし、沈んでしまうことを指す用語。

具体的な異常としては、ボートに穴が空きそこから水が入り沈没・・・というケースが考えられるでしょう。

ただ、ボートはレース前に入念に点検されるので、穴が空くなんてことは滅多にありません。

落水以上に稀なケースなので、実際に目の当たりにした方はかなり貴重です。

競艇の転覆が起きやすい2つのケース

ボートもろとも水面に投げ出されてしまう転覆は大きく別けて2つのケースに分けられます。

  • 他艇との接触
  • 単独事故

どのような状況下で転覆が起きやすいのか?

2つのケースについて詳しく確認しましょう。

他艇との接触

転覆は他艇との接触により最も起きやすいです。

冒頭で紹介したとおり、競艇は他艇との距離間が狭くかなりの至近距離でレースが繰り広げられます。

特に、ターン部分は6艇がひしめき合っているため、接触が起きやすいです。

その結果、接触した選手のどちらか、もしくは両方がバランスを崩し落水・・・。

というケースが多いです。

中には、反則スレスレでわざとボートをぶつけるような選手もいるため、そのような選手が出場するレースでは非常に落水率が高くなっています。

単独事故

接触に比べると発生率は下がりますが、選手単独のミスも落水の原因のひとつです。

これもターン部分で起きやすくなっていて「ハンドルを切りすぎた」「体重移動が遅れた」などによりバランスを崩して落水・・・。

というケースが多いです。

特に、水質が海水の競艇場の場合は、潮の影響によりうねりが発生します。

普段よりも高い波が発生した場合や予期せぬ波が発生していた場合は、選手単独による落水が起きやすくなるでしょう。

競艇で転覆した選手のペナルティ

転覆は、競艇の死亡事故における一番の原因です。

いくら至近距離でレースが繰り広げられるとはいえ、選手は細心の注意を払ってレースに臨むことが求められています。

それでも、転覆は日々起きているというのが現状です。

では、実際に転覆を起こした選手はどうなるのでしょうか?

選手に課せられるペナルティや処罰について確認しましょう。

転覆失格によりレースを棄権

転覆した場合、再乗することはできません。

競艇場にて待機しているレスキュー隊により救出され、失格となります。

ボートレースは着順が上位になるほど賞金額が高いです。

よって、失格となれば高い賞金額を手にすることはできません。

出走手当こそもらえますが、得点率の関係でその後の準優勝戦・優勝戦に進出できない場合もあります。

このように、転覆は怪我はもちろん賞金額・成績にも影響する要素なので、選手は絶対に避けるべき事故と言えるでしょう。

事故点が10点加算される

他艇に接触し、転覆させてしまった選手には10点の事故点が加算。

事故点は、事故率を算出される際に用いられ一定基準を超えると以下のペナルティが課されます。

事故率 ペナルティ
0.70以上 B2級に降格
1.00以上 6ヶ月の斡旋保留

斡旋保留はもちろん、降格すれば出走できるレースが限られるため、平均年収は大きく下がります。

選手はレースの賞金額が主な収入源となるため、転覆による事故点の加算はかなり痛いです。

ただ、転覆させてしまった選手だけに事故点が加算されるか?というとそうではありません。

転覆した選手にも過失があると判断されれば、事故点を加算される場合があります。

競艇で投票した選手が転覆した場合はどうなる?

競艇の転覆について徹底解説「転覆」画像

転覆した選手は失格扱いになりレースは棄権となります。

では、その選手に投票していた場合はどうなるのでしょうか?

転覆した選手に投票していた場合の払い戻しに関するルールについて確認しましょう。

転覆返還は基本的にない

残念ながら、投票した選手が転覆したとしても舟券代の返還はありません。

それだけに転覆した選手に対する投票者からの声はかなり冷たいものとなっています。

実際の競艇場にいくと分かりますが、転覆した選手に対して罵詈雑言を浴びせる方も少なくありません。

ただ、かなり稀なケースではありますが、レース前に転覆した場合は出走取消扱いとなるため返還の対象となります。

しかし、転覆のほとんどがレース中に起きるので、基本的に返還はないと考えておきましょう。

転覆した選手を除いて払い戻しが算出

転覆は基本的に返還はないので、転覆した選手に投票していた場合はその時点で不的中と考えていいでしょう。

そして、転覆した選手は降着となり、その選手を除き払い戻しが算出されます。

よって、もし人気の選手が転覆した場合は、高配当が飛び出す可能性が高くなるでしょう。

なので、事前に転覆を予想できれば、大きな払い戻しを狙いやすくなります。

競艇の危険な転覆シーンを動画でご紹介!

競艇の転覆は時として多くの艇を巻き込む大事故に発展することがあります。

そんな大事故は過去に幾度となく発生していて、選手が大事に至ることも・・・。

次は、そんな転覆が引き起こした大事故を動画にてご紹介します。

かなり生々しい4艇転覆

まず紹介するのは、2021年を締めくくる競艇グランプリで起きた転覆シーン。

競艇グランプリということもあり、出場するのは名だたる実力者ばかり。

中でも、競艇グランプリまでに抜群の成績を収めていた峰竜太選手に注目が集まります。

レースがスタートすると、1号艇の峰竜太選手が第一ターンマークのブイに衝突。

バランスを崩し転覆してしまいます。

更に、後続艇の2号艇・3号艇・6号艇も転覆したボートに衝突し転覆。

競艇グランプリ史上最悪なアクシデントが起き、レースは不成立となりました。

5艇転覆でレース不成立

次に紹介するのは、2017年12月26日に常滑競艇で開催された一般戦9Rで起きた転覆シーン。

1号艇に最も勝率が低いB1級の選手という少々稀な条件で開催されたレース。

レースがスタートすると5号艇がインコースを取ろうとコース内側に入り込もうとします。

その瞬間、引き波の影響でボートが跳ね、バランスを崩し3号艇・2号艇を巻き込みながら転覆。

この転覆に動揺したのか1号艇も第一ターンマークのブイに激突してしまいます。

ボートは大きく飛び上がり、4号艇に突っ込む形で転覆。

外を走っていた6号艇はこの事故に巻き込まれませんでしたが、合計5艇が転覆したことによりレースは不成立となりました。

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