江戸川競艇の特徴を完全攻略|干満差・風・予想のコツを徹底分析!

河川(中川放水路)を利用している江戸川競艇は、干満差や風の影響を受けやすいため、インが飛ぶ展開が目立ちます。
ゆえに、全国屈指の「荒れる競艇場」として有名です。
本記事では江戸川競艇の特徴やレース傾向を徹底分析し、予想に役立つポイントを解説していきます。
江戸川競艇の特徴
江戸川競艇の最大の特徴は、1マークの幅が狭いことから「イン艇が旋回で膨らみやすく、差し・まくりが決まりやすい構造」になっている点です。
さらに、河口に位置することから『潮の満ち引き』や『風』の影響を受けて、傾向が目まぐるしく変化する点も見逃せません。
実際、それぞれがどのように展開を左右するのかを見ていきましょう。
1マークが狭く、2マークが広い独特な水面
江戸川競艇は、「1マークの幅」が狭い一方で、「2マークの幅」が広くなっています。

特に、1マークがスタンド寄りになっていることから、インが窮屈なターンを強いられるケースが多発。
その隙を狙って、センター・アウトからの差し・まくりが決まりやすいのが特徴です。
今田 武蔵
その一方で、2マークのターン幅が広くなっている点もポイント。
外側から握ったターンが繰り広げられるため、逆転劇が起こりやすくなっています。
『潮の満ち引き』と『風』が攻略のカギ
江戸川競艇を攻略する上で、『潮の満ち引き』と『風』の影響は必要不可欠です。
潮の満ち引きに関しては、干潮から満潮に向かう上げ潮時は内側2艇が勝ちやすく、満潮から干潮に向かう下げ潮時は外側の攻めが有効になります。
| 潮流 | 影響 |
|---|---|
| 上げ潮(干潮→満潮) | 内側2艇が有利 |
| 下げ潮(満潮→干潮) | センター,アウトが有利 |
潮の満ち引きの影響は、他場と似通った内容になっていますが⋯
風に関しては、他場のレース傾向とは大きく異なっています。
向かい風のレースは、センター・アウトからの攻めが効かなくなり、イン優勢の水面に。
一方で、追い風のレースでは、センター・アウトからの攻めが有効になり、インが不利となります。
そのため、江戸川水面独自の『潮の満ち引き』と『風』の影響を考慮するようにしましょう。
江戸川競艇の水面特徴とコース傾向を徹底分析
江戸川競艇の特徴を深堀りしていくことで、予想の精度を引き上げることができます。
ここでは、江戸川競艇攻略に欠かせない特徴を徹底分析し、レース傾向を明らかにしていきましょう。
潮の満ち引きの影響を受けやすい
中川の水面を利用している江戸川競艇の水質は、淡水だと思われがちですが⋯
東京湾の河口に位置していることから、実際は淡水と海水が混ざった汽水となっています。
そのため、潮の満ち引きによる影響を押さえておくことが重要です。
▼江戸川競艇周辺の潮見表(例)▼

- 下げ潮(満潮⇒干潮への移行期)
⇒差し,まくりが決まりやすくなる安定水面 - 上げ潮(干潮⇒満潮への移行期)
⇒攻めが流れやすくなる不安定な水面
上記のグラフからも分かる通り、江戸川競艇の水面は一日を通して大きく変化します。
潮位に関しては、満潮時と干潮時で最大200cm以上異なるため、レースへの影響も絶大です。
江戸川競艇を攻略する上で、潮の状況とレースへの影響は確実に押さえておきましょう。
風によってレース傾向が大きく変化
江戸川競艇は、年間を通じて強い風が吹いているのが特徴です。
そのため、風速・風向き別のレース傾向を押さえておくことが重要になります。
- 強い追い風:ターンが荒れやすく、差しが決まりやすい。2コースが狙い目。
- 弱い追い風:インがスピードに乗って、逃げ切るケースが多い。セオリー通りの展開。
- 強い向かい風:波と風がぶつかり、1マークが荒れる。イン飛び+まくりが多発。
- 弱い向かい風:加速が悪く、ダッシュ勢有利。3コース以降の差し,まくり成功率up。
風速4m以上の強い風の場合は追い風と向かい風に関わらず、インが飛びやすくなります。
一方で、風速4m未満の弱い風の時は、風向き次第でレース傾向が異なるため要注意です。
全国屈指のインが不利な水面
1マークがスタンド寄りになっている江戸川競艇は、1コースがターンしづらい難水面です。
さらに、2マークのターン幅が広い点によって、イン逃げ率低下に直結しています。

出典:ボートレース江戸川
- ①1マークのターンスペースが狭い
⇒インがターンしづらく、2,3コースの差し・まくりが決まりやすい - ②2マークのターン幅が広い
⇒全速ターンが決まりやすく、センター・アウトが有利
1マークのターン幅が平均値50mよりも約13m狭くなっている江戸川競艇は、インが窮屈なターンを強いられる傾向に。
インがターン時に見せた隙を狙って、2,3コースの差し・まくりが決まりやすくなっています。
さらに、2マークのターン幅が広くなっているため、センターやアウトの全速ターンが決まりやすいのもポイント。
上記2点が相まって、江戸川競艇のイン逃げ成功率は全国ワーストとなっています。
今田 武蔵
江戸川競艇のコース別勝率データ
コース別勝率データを押さえておけば、レース展開の傾向や狙い方がより具体的に浮かび上がってきます。
1コースから6コースまで、各コースごとの特徴や傾向を確認していきましょう。
1コースの勝率は全国ワースト4
江戸川競艇の1コース勝率は約49%と、全国でワースト4位の低さとなっています。
▼インが弱い競艇場▼
| 順位 | 競艇場 | 1着率 |
|---|---|---|
| 1位 | 戸田競艇 | 44.0% |
| 2位 | 平和島競艇 | 44.1% |
| 3位 | 鳴門競艇 | 47.4% |
| 4位 | 江戸川競艇 | 49.9% |
| 5位 | 桐生競艇 | 51.5% |
ムサシ屋調べ(荒れる競艇場)
その要因は1マーク付近のターンスペースの狭さにあり、1コースからの旋回時に膨らみやすく、差しを受けやすいからです。
さらに、『強い向かい風』や『下げ潮への移行期』などのインが出遅れるレースも多いため、まくられる割合が高い点も関係しています。
したがって、江戸川競艇では「絶対的なイン信頼」ではなく、1枠の選手の力量や当日の水面状況を加味した上で判断しましょう。
2~4コースの差し・まくりが頻出
ターン時にインが膨れやすい江戸川では、他場よりも差し・まくりが決めやすくなっています。
ゆえに、決まり手データを見ても、2~4コースの差し・まくり成功率が高くなっています。
▼江戸川競艇のコース別決まり手▼
| コース | 逃げ | 差し | まくり | まくり差し | 抜き |
|---|---|---|---|---|---|
| 1コース | 93.4% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 5.3% |
| 2コース | 0.0% | 57.2% | 28.7% | 0.0% | 11.4% |
| 3コース | 0.0% | 13.4% | 44.8% | 28.0% | 13.4% |
| 4コース | 0.0% | 16.9% | 48.3% | 22.1% | 11.6% |
| 5コース | 0.0% | 5.0% | 30.5% | 50.4% | 10.6% |
| 6コース | 0.0% | 21.6% | 21.6% | 31.4% | 21.6% |
2コースの『差し』に関しては、50%以上。
さらに、3,4コースの『まくり』も40%を超える高い数値となっています。
そのため、下記のような条件で行われるレースでは、2~4コースを積極的に狙うのがポイントです。
- 1コースの平均STが悪い
- 1コースのモーター性能が悪い
- 風速5m以上の向かい風
5,6コースの出番は全国トップ
1コースの勝率が低い江戸川競艇では、5,6コースの出番が他場よりも多いのが特徴です。
実際、出目ランキングTOP10でも、4位と5位に5コースの組み合わせがランクイン。
そして、6コースが絡む組み合わせを含めると、出目ランキングTOP10の約4割で5,6コースが絡んでいます。
▼江戸川競艇の出目ランキングTOP10▼
| 順位 | 出目 | 出現率 | 平均配当 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 1–2–3 | 6.0% | 1,275円 |
| 2位 | 1–3–2 | 4.5% | 1,581円 |
| 3位 | 1–2–4 | 3.8% | 1,751円 |
| 4位 | 1–2–5 | 3.6% | 2,682円 |
| 5位 | 1–3–5 | 3.5% | 2,502円 |
| 6位 | 1–3–4 | 3.1% | 1,864円 |
| 7位 | 1–4–2 | 2.9% | 2,737円 |
| 8位 | 2–1–3 | 2.6% | 2,834円 |
| 9位 | 1–4–3 | 2.3% | 2,836円 |
| 10位タイ | 1–2–6 | 2.3% | 3,033円 |
| 10位タイ | 1–3–6 | 2.3% | 3,114円 |
出典:艇国データバンク
これには外枠が有利な水面設計となっている点はもちろん。
1~4コースの攻防戦で生じた隙を狙って、5,6コースが「まくり差し」を決めやすくなっている点が関係しています。
そのため、外枠=不利と決めつけるのではなく、スタート巧者やターン巧者が入った場合は外枠でも連に絡めるようにしましょう。
江戸川競艇の予想ポイント
江戸川競艇で予想する際に、重視すべきポイントは以下の4点です。
- 潮の干満をリアルタイムで予想に反映
- 風の傾向からレース展開を予測
- イン出遅れ時は差し・まくりを狙え
- 江戸川巧者の信頼すべき
具体的な予想ポイントを整理しながら、実践的な狙い方を解説していきます。
潮の干満をリアルタイムで予想に反映
江戸川競艇で予想する際に欠かせないのが潮見表です。
上げ潮と下げ潮によって最大2mほどの水位の差が生じるため、レース傾向も大きく変化します。

ちなみに、干満時間も日によって異なるため、リアルタイムで潮の満ち引きをチェックするのがポイント。
その上で、下記のテーブルを参考に狙い目のコースを見極めるようにしましょう。
<満潮時と干潮時におけるコース別勝率>
| コース | 上げ潮 | 下げ潮 |
|---|---|---|
| 1 | 45.7% | 47.6% |
| 2 | 18.4% | 17.9% |
| 3 | 15.7% | 14.5% |
| 4 | 12.5% | 11.9% |
| 5 | 6.1% | 6.3% |
| 6 | 2.0% | 2.3% |
今田 武蔵
風の傾向を掴んで展開を予測
大まかな風の影響は前述しましたが、予想の精度をより高めたい方はリアルタイムの風向き・風速を攻略するのがポイントです。
風速0~2m/s以下の場合は、イン信頼で問題ありませんが⋯
風速2m以上の場合は、風向きを考慮して予想しなければなりません。
- 北風:2,3コースの差しが決まりやすい
⇒1マークからスタート方向に吹く。出足・回り足が重くなる。 - 南風:イン逃げor2コース差しが狙い目
⇒直線スピードが出やすく、内側艇が有利になる。
- 東風,西風:インが飛びやすくなる
⇒旋回技術の高い選手や江戸川巧者が有利になる。
風向き・風速はリアルタイムで変わるため、上記の風状況と予想ポイントはいつでも見返せるようにしておきましょう。
イン出遅れ時は差し・まくりを狙え
江戸川競艇では、インにスタートが苦手な選手が入った場合は要注意です。
スタートから1マークの攻防戦において、2~4コースの差し・まくり成功率が格段に上がります。

▲内側2艇が遅れて、3コースのまくり成功▲
そのため、出走表で平均STやスタート展示を確認するのが鉄則。
インが出遅れそうなレースであれば、2~4コースの信頼度を上げるべきです。
江戸川巧者の信頼すべき
水面・干満差・風などの独特な特徴を持つ江戸川競艇は“慣れ”が勝敗を左右します。
ゆえに、他の競艇場よりも江戸川に慣れている選手が有利です。
<江戸川巧者を見極めるポイント>
- 当地成績(江戸川勝率・3連対率)
- コース特性×階級(2コースにA1級=差し妙味)
- モーター性能(2連対率/展示の足色)
- コメント・整備
インコースが不利な江戸川では、コース特性と階級を見極めることが最も重要です。
その上で、当地成績やモーター性能から良し悪しを判断すれば間違いありません。
ちなみに、濱野谷憲吾や佐藤隆太郎などの江戸川巧者が出走する場合は、コースに関わらず予想の中心にしましょう!
まとめ|江戸川競艇の特徴を理解して勝率アップを目指そう!
江戸川競艇は、1マークが狭いことからインが不利な全国屈指の難水面となっています。
さらに、「干満差の影響を受けやすい」「風の影響を受けやすい」といったリアルタイムで変化する傾向も見逃せません。
今回ご紹介した江戸川の特徴と予想ポイントを確実に押さえれば、勝率アップは確実。
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