競艇のスリットについてご紹介!速度毎の違いや類似用語・見方を解説!
どうも。ムサシです。
みなさんは競艇のスリットについてご存知でしょうか?
今回紹介する「スリット」は予想する上で決して無視できない要素です。
スリットを理解することでレース展開を予想しやすくなるので、的中率を格段に上げることができるでしょう。
もし「予想が当たらない」という方は、スリットを加味して予想してないのが原因かもしれません。
ということで、今回は競艇のスリットの意味や見方、予想に活かす方法などを徹底的にご紹介します。

早稲田大学を卒業後、新卒で某有名新聞社に入社。競艇を扱う部署に配属していました。その後、某有名競艇予想屋にスカウトされ、プロ競艇予想屋として活動。この時に競艇予想サイトの存在を知り「ボートレース・競艇予想ムサシ屋」として検証を始めることに。現在競艇歴30年を迎え、競艇に使った金額は3,000万円を超えました。皆様に安心して競艇を楽しんで頂けるよう日々尽力しています!
競艇のスリットとは?
まずは競艇のスリットとはどんな意味の用語なのかをご紹介します。
競艇のスリットとは、スタートタイミングを測定するために撮影された写真(スリット写真)に一定間隔で引かれたラインを指す競艇用語です。
このスリット写真は本走前の展示航走で撮影され、測定したSTは出走表とともに掲載されます。
また、本走のスタート時やゴール時にもスリット写真は撮影されていて、フライング選手や接戦時の着順判定にも活用されています。
ちなみにフライングをした選手はオーバースリットと表示される場合があるので覚えておきましょう。
競艇のスリット写真の見方について
ではスリット写真の見方についてご紹介します。
スリット写真を見る上で理解して頂きたポイントは全部で3点。
- スピードによって写り方が異なる
- スロー勢はスリット付近で「行き足」が反映
- ダッシュ勢はスリット付近で「伸び足」が反映
見方が分からなければ予想に活かすこともできないのでしっかり理解しましょう。
スピードによって写り方が異なる
スリット写真を見る上で必ず押さえておきたいのが、スピードによって写り方が異なるということです。
なぜかというと、スリット写真はスリットカメラという特殊なカメラを用いてゴールライン上を連続撮影し一枚の写真にします。
そのため、スピードが早いほど写真に写る時間は短くなるため艇が短く。
逆に遅いと写真に写る時間が長くなるので、艇が長く写ります。
スロー勢はスリット付近で「行き足」が反映
スリット写真は1~3コースのスロー勢と4~6コースのダッシュ勢で反映されるものが異なります。
1~3コースのスロー勢は、助走距離が短いです。
そのため、スタートライン時点で最高時速に達していないためスリット写真には行き足(加速)が反映されます。
また、助走距離の長いアウトコースに比べてスピードが出ていないので艇が長く写るのが一般的です。
特に、夏場はエンジンの回転が出にくいため艇は長く写りがち。
そんな中、舟が短く写っている選手は行き足がよくエンジンの回転数もいい高性能モーターの可能性が高いです。
そのような選手は活躍する可能性が高いので買い目に組むと判断することができます。
ダッシュ勢はスリット付近で「伸び足」が反映
4~6コースのダッシュ勢はスロー勢に比べて助走距離が長いです。
そのため、スタートライン付近でスピード乗っているため、スリット写真には伸び足が反映されます。
そして、スリット写真には艇は短く写るのが一般的です。
先程同様、より短く写っている選手がいれば活躍することができますが、ダッシュ勢にも関わらず艇が長く写っている選手がいたら要注意。
伸び足が悪く好スタートが切れない可能性があるので、そのような選手は買い目から外しましょう。
競艇のスリット隊形毎の展開予想
スリット写真はモーター性能を確かめることができるだけではなく、展開予想する際にも役立ちます。
初心者が出場選手や出走表を見て展開予想をするのは至難の業ですが、スリット隊形ごとの展開パターンを理解してしまえばそう難しくはありません。
レースにおいてよくある隊形ごとのパターンを4つご紹介するので、ぜひ予想に活かしてください。
一直線に揃った場合
スタート巧者が多いレースではスリット隊形が一直線となることあります。
そのようなレースでは、逃げや差しが決まりやすいです。
特に1号艇がA1級の実力者の場合、イン逃げが決まりやすくなります。
更に、スリット写真に艇が短く写っていたら出足が良いモーターなので活躍しやすいでしょう。
内凹みの場合
インに不利な向かい風が強いレースや前付けが起きた場合は、スリット隊形が内凹みとなることが多いです。
そのようなレースでは、捲り・差しの展開が多くなります。
特に、カドの選手のSTが早いと捲りの展開が濃厚です。
中凹みの場合
スリット隊形が中凹みの場合は、外からの捲り・差しが決めやすいなります。
アウトの選手のSTが早ければ尚更そのような展開が起きやすいです。
しかし、インの選手がスタート後の伸びがよければ逃げ・差しの展開も十分にあります。
その場合、2,3着はアウトの選手が絡むことが多くなるので、覚えておきましょう。
外凹み
アウトの選手の伸びが悪い場合、スリット隊形が外凹みとなることが多いです。
その場合、逃げか差しの展開が多くなります。
1号艇を走る選手が実力者なら逃げ展開で間違いないでしょう。
競艇のスリット(展示タイム)が早い選手で勝てるのか検証!
スリット写真を用いて算出される展示タイムがいい選手は、モーター性能、操船技術が高いと判断することができるでしょう。
ここから、そんなスリット写真において活躍が期待できる選手で予想したら勝つことができるのかを検証します。
検証対象のレースは12月8日に桐生競艇で開催された1~12R。
それぞれのレースでSTが最も早い選手を単勝で購入し勝負していきます。
早速、検証を開始しましょう。
1Rの出走表とスタート展示はこちら。
①③号艇にA1級、それ以外にA2級とA級選手のみが出場するレース。
スリット隊形は中凹みとなり、どんな戦法でも決まりやすいレースが展開されるでしょう。
展示タイムが最も早い①号艇を単勝100円で購入し勝負します。
初戦はどうなるでしょう…気になる結果はこちら。
的中!!
払い戻しは1.1倍×100円=110円となりました。
舟券代の100円を差し引くと10円のプラス。
1番人気の決着ということで大きく稼ぐことはできませんでしたが、初戦から白星です。
残りのレースでも勝利を収めることはできるのでしょうか。
レース結果をまとめて確認しましょう。
レース | 買い目 | 結果 |
---|---|---|
12R | 1号艇 | 110円 |
11R | 6,5号艇 | 不的中 |
10R | 5号艇 | 不的中 |
09R | 1号艇 | 160円 |
08R | 3号艇 | 不的中 |
07R | 4,6号艇 | 不的中 |
06R | 1号艇 | 110円 |
05R | 3号艇 | 不的中 |
04R | 3,4号艇 | 340円 |
03R | 4号艇 | 不的中 |
02R | 6号艇 | 不的中 |
01R | 1号艇 | 110円 |
検証結果 | |
---|---|
戦績 | |
12戦5勝7敗 | |
的中率 | 回収率 |
41.6% | 55.3% |
投資金額 | 払い戻し |
1,500円 | 830円 |
収支 | |
-670円 |
的中率40%と展示タイムだけで勝負した割には中々の勝率。
ただし、回収率が低く稼ぐとはまではいきませんでした。
稼ぐという水準までもっていくとなると買い目精査やレース選びを徹底する必要があるでしょう。
競艇を楽しむという目的ならいいですが、稼ぐには不向きなので展示タイムだけで勝負するのはおすすめしません。
競艇のスリットまとめ
今回は、競艇のスリットについてご紹介しました。
スリット写真や展示タイムは予想する上で非常に重要なデータです。
うまく活用すれば勝率を上げることができます。
ただし、買い目を絞る情報のひとつに過ぎないので、スリット情報だけで勝負するのは避けましょう。
選手の実力はもちろん、競艇場との相性やその日の天候、モーター性能などあらゆる要素を検討して勝負してください。
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