堀之内紀代子のまくり姫に迫る！師匠・成績・cmを徹底網羅！

競艇では、自身の操縦しやすいようにボートのメンテナンスは選手各自で行います。

調整の中には「チルト」と呼ばれるモーターの取り付け角度があり、-0.5〜3.0度の間で調整をしますがチルト-0.5度が主流です。

今回はチルト3.0度で勝ちを連発したまくりクイーンこと「堀之内紀代子」選手についてご紹介します。

0.5度変わるだけで走りだけでなく扱い方も全く変わってくるモーターの調整。

なぜチルト3度を採用し、結果を出すことができたのか徹底調査していきます！

興味深い堀之内紀代子選手の成績・結婚・息子・SNSなどにも触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

堀之内紀代子ってどんな選手？

堀之内紀代子選手は、岡山県岡山支部所属のA2級ボートレーサー。

1979年生まれなので、当時さだまさしの「関白宣言」がヒットした年でもありますね。

同期も実力者が顔を並べており、笠原亮選手・中島孝平選手・中村有裕選手は重賞レースの常連です。

ここからは、堀之内紀代子選手がどうしてボートレーサーを目指すようになったのか見ていきましょう。

父に勧められてボートレーサーを目指す

堀之内紀代子選手は、小学2年生から中学を卒業するまでの間、水泳に打ち込んでいました。

自己ベストは県で3位という輝かしい成績をもっていますが、高校ではプールが無いという理由で柔道を始めます。

しかし、柔道は自分と合わないと思い1年でやめられたそうです。

その後は特に部活に属さず勉強に勤しみますが、卒業後の進路がなかなか定まらずにいました。

堀之内紀代子選手の悩む姿を見た父が「ボートレーサーになってみないか」と提案し、ボートレース児島へ行きます。

初めてボートレースを観戦した堀之内紀代子選手は「うわぁ、エンジン音カッコいい！」と感動を抱き、すぐさまボートレーサーの道を目指しました。

まくりクイーンと呼ばれる理由はチルト3度

堀之内紀代子選手はチルト3度で注目され「まくりクイーン」と呼ばれていますが、これにはチルト3度との出会いがきっかけでした。

2022年9月の蒲郡の抽選で引いたモーターとプロペラが、なんとチルト3度仕様になっていたのです。

チルト3度は水面との接地面が少なくなる代わりに安定感がなくなるため、扱うのが難しいと言われています。

そのため、抽選会場はどよめき、堀之内紀代子選手も驚きを隠せませんでした。

内心は「このモーターでやってみたい」という気持ちもあったとのことで、チルト3度のまま挑むことを決意します。

迎えた初日は5Rの5コースで1着、12Rの6コースで1着で豪快なまくりを見せました。

見事にチルト3度を扱ったレースとなりますが、その後のレースでは6着を連発してしまったことで、チルト3度をやめようか悩んでしまったのです。

しかし、翌月に読んだ本で「やらない後悔より、やってみた後悔を選ぼう」という言葉が心に刺さり、一度踏みとどまりました。

チルト3度が有名になりcmが作られる

このチルト3度が一躍有名となり、ボートレース公式のcmスピンオフが作られました。

その動画がこちらです。

女優の江口のり子さんが堀之内紀代子選手役を演じています。

シングルマザーとして一人息子を育てるシーンがあり、ママさんボートレーサーとして家族を支えつつも思うように息子に構ってあげれません。

ママとボートレーサー二足のわらじの大変さが繊細に描かれています。

約10分ほどの動画にはなりますが、堀之内紀代子選手の人生がぎゅっと凝縮されている作品なので、気になる方はぜひ見てみてください。

堀之内紀代子選手の師匠

堀之内紀代子選手のチルト3度伝説が始まった経緯には、仲道大輔選手の存在がありました。

その理由として、蒲郡で引いたチルト3度のモーターを前に使用していたのが、この仲道大輔選手だったからです。

使用していた仲道大輔選手にチルト3度の扱い方を教わるべく直談判します。

蒲郡の節では結果を出せましたが、その後6着を連発してかなり落ち込んでしまいました。

堀之内紀代子選手は早くもチルト3度をやめようと思います。

仲道大輔選手から「1年を通してチルト3度仕様に慣れていきませんか」とアドバイスを受けたことで、続けてみようと思えたと感謝していました。

その時のエピソードをこちらの対談で話しています。

こうしてチルト3度を使用するようになった堀之内紀代子選手は自ら「仲道大輔選手は師匠だ」と公言していました。

堀之内紀代子選手は松村康太選手と結婚

松村康太選手は福井県の福井支部所属のA2級ボートレーサー。

身長は152cmで、男子ボートレーサーの中でも特に背が低いです。

松村康太選手は目立った成績を残していませんが、重賞で1回一般で6回の計7回優勝をあげています。

2人の馴れ初めについて詳しく明かされていませんでした。

しかし、同期でもなく支部も違うので、重なった斡旋で交友を深めた後に交際を経て結婚されたのではないでしょうか。

そんな2人の結婚後について調査しましたので、深堀りしていきましょう。

現在は離婚しシングルマザーに

堀之内紀代子選手と松村康太選手の結婚時期について調査しましたが、記述はありませんでした。

2024年に息子が19歳となるので、逆算すると息子を授かった2005年より前には結婚していたといえるでしょう。

ですが、2009年に離婚してしまいます。

離婚の理由についても明かされていません。

お互いボートレーサーですので、斡旋によるすれ違いや仕事と子育てのを両立を目指すのはなかなか難しい中での決断だったのでしょう。

こうしてシングルマザーボートレーサーとして息子と二人三脚の生活が始まりました。

息子の存在が生きる支え

シングルマザーとなった堀之内紀代子選手に待ち受けていたのは、子育てとボートレーサーの両立です。

息子を保育園に預けてしまうことで、息子のイベントごとに参加するのも難しく、いつもさみしい思いをさせてしまいます。

さみしい思いをさせてしまうけれども、ボートレーサーをできているのは「あなたのおかげ」と息子に伝えたことで、息子もそれを受け入れてくれました。

母の気持ちを理解してくれる息子さんも大人で頼もしいですね。

この一件で、息子との生活をより大事にしたいと思い、休みの日には一緒にロードバイクをしたり韓国に旅行へ行くなど充実させています。

堀之内紀代子選手の成績について

女手1つで息子を育て、なおかつA級で活躍する堀之内紀代子選手。

これまでの成績について見ていきましょう。

引用：艇国DB

1・2・3・4コースの3連対率は50％をこえています。

特に3・4コースでのこの成績を見てみると、まくりを得意とする実績がつながっていることが分かりますね！

どうしてもG1・G2となると強い選手が集まるので、数値も下がってしまいますが、チルト3度に変更してからの2023年前期後期1着率は自己最多の35％を残します。

まくりクイーン堀之内紀代子選手の初勝利などについて振り返ってみましょう。

21走目で初勝利

1999年5月に地元ボートレース児島でデビューを飾り、2ヶ月後の21走で初勝利をあげました。

デビューから2ヶ月という驚異的なスピードで初勝利をあげた堀之内紀代子選手ですが、当時は他のプロ選手との実力差を感じて3年でクビになると思っていたそうです。

そのため、練習や試合以外の時間はプロペラづくりの研究・旋回技術の向上に励んでいました。

こういった影での努力が初勝利の早さを実現できたのかもしれませんね。

約13年の長い道のりで初優勝

堀之内紀代子選手は、デビューから3年後の2002年12月ボートレース尼崎にて初優出をはたしましたが、その後優出回数が増えず優勝に近づけない日々が続きます。

2005年に出産・産休、2009年に離婚と人生でのターニングポイントを乗り越え、2010年頃から優出回数を増やしたことで優勝への道が見えてきました。

2012年1月の地元ボートレース児島にて、約13年という長い道のりを経て悲願の初優勝を飾ります。

競艇選手が初優勝を上げるまで平均5〜6年と言われている中で、約13年という苦節を乗り越えて飾った優勝について本人もきっと嬉しかったことでしょう。

さらに、優勝を果たした後も活躍を続けた堀之内紀代子選手は、1999年5月にデビューをしてから2022年の約23年で通算1000勝を達成します。

1000勝できずにボートレーサーを引退してしまう選手も多い中で、堀之内紀代子選手は映えある功績を残しました。

堀之内紀代子選手の賞金

長年ボートレーサーとして活躍してきた堀之内紀代子選手は、どのくらい稼いでいるのか過去の5年間を表にまとめてみました。

このデータから平均年収を算出すると、約2,670万円となりました。

A1級ボートレーサーの平均年収は約3,300万円なので、やや見劣りしますね。

というのも、堀之内紀代子選手はA1級とA2級を行き来していますので、成績と獲得賞金が安定していません。

ただ、2023年は強者揃いの重賞レースで2勝しているので、A1級に返り咲く日もそう遠くはないでしょう。

堀之内紀代子選手は2種類のインスタアカウントを活用

競艇選手のSNSは、プライベートや意外な一面を見ることができるので、競艇ファンにはたまりません。

まくりクイーン堀之内紀代子選手のSNSを調べたところ、インスタをやっていることが分かりました！

プライベートが満載のアカウント

こちらのアカウントでは、日常的な内容を投稿。

競艇界でまくり姫の顔を持つ堀之内紀代子選手ですが、インスタでは無類の韓国好きな一面を披露しています。

堀之内紀代子選手は、息子さんと韓国旅行の写真や俳優のチェ・ジョンヒョプのファンミーティングに参加した報告を載せていました。

現地で同じ韓国好きの人達と盛り上がったり、コメントでもやり取りを交わしています。

普段の競艇姿からは想像できない、プライベートな一面がのぞけますので、ぜひフォローしてみてください。

手料理をあげているアカウント

こちらは手作り料理を投稿しているアカウントです。

高校生の頃の息子に持たせたお弁当の内容や夕食などを投稿しています。

料理が苦手とプロフィール欄に記載していますが、クオリティがかなり高く、見ているだけでお腹がなってしまうほど美味しそうです（笑）

料理好きや飯テロ好きにはたまらないと思いますので、こちらもぜひフォローしてみてください。

まとめ

今回、堀之内紀代子選手についてご紹介しました。

改めてまとめると以下のとおりです。

• 出身高校は「岡山県立倉敷南高等学校」
• 父に勧められてボートレーサーとなる
• 21走目という早さで初勝利
• 初優勝には約13年かかった
• 元旦那は松村康太選手で離婚後シングルマザーとなる
• チルト3度のモーターと出会い一躍有名に
• チルト3度でcmのスピンオフが作られる
• 師匠は仲道大輔選手
• 2022年に通算1000勝を達成
• 年収は約2,600万円
• インスタはプライベートと料理アカウントの2つ使用

チルト3度が代名詞とも言える堀之内紀代子選手。

今後も相棒チルト3度でのご活躍に注目していきたいと思います。